ふたりだけの甘いヒミツ




自主練の時間、シュートの練習をしていたときに、足元に白いなにかが飛んできた。



これ、シャトル……?


ボールを片手に持ち、かがんで床に落ちているシャトルを拾った。




「すいません!シャトル……」



体育館を半分に隔てている緑色のネット。


その向こうに、市原さんがいた。




「日向くん……!」



わずかに目を見開いた市原さんは、恥ずかしそうに目を伏せた。


……部活は、市原さんがいるから好きなんだよな。




「……はい、これ」


「あ、ありがとう……」



ぎこちなく手を差し出した市原さんに、シャトルを渡す。