ふたりだけの甘いヒミツ




「悪かったよ。でも、それは大輝と水沢さんが勝手に……」


「うるさい黙れ!」



……人の話を聞く気はねーのか、こいつ。


俺がため息をつくと、「なんだよ!」と怒号が飛んでくる。



相手にするのもめんどうになってきた……寝るか。


無言で机に突っ伏すと、野々宮がまたなにか言っていたけど聞こえないふり。




「………」



水沢さんが言ってた「栞は鈍い」っての、マジだったんだ。


俺の気持ちを知らねーのは野々宮と……市原さん、だな。




「しおりーん!今日の日替わり、唐揚げ丼だよ!」


「マジで!?」