嬉しい。


素直にそう思ったけど、それ以上にドキドキして耐えられないかもしれない……。




「お、おはよ!昨日はきてくれてありがとう」


「いや、急に行って悪かったな。市原さん、すぐ寝ちゃったし」


「へ、あ、あはは……!」



やっぱり寝ちゃったのかー!!


寝顔を見られた恥ずかしさと、雪姉ちゃんの言葉を思い出して顔が熱くなる。




「……隣の席、よろしくな」



あたしは真っ赤であろう顔を隠すのに必死で、日向くんの言葉に、ただ頷くことしか出来なかった。



この席で、これからやっていけるのかな……!?