ひとり、うなり声を上げながら、画面をタッチしていく。
まいまいの言葉は、スルーさせてもらおう!
「もう元気だから、明日は学校に行くよ、っと!」
返信をしてから、ベットへダイブする。
天井を見つめながら考えるのは、日向くんのこと。
“好き”だと。
あたしの気持ちは、この一言に尽きるんだと思う。
日向くんににらまれてると勘違いして、彼を怖いと思った。
そんな彼からキスされてからは、ますます警戒して、嫌悪感は拭いきれなかった。
……だけど。
日向くんの優しさや笑顔に触れるたびに、ほんとの彼に惹かれた。



