ふたりだけの甘いヒミツ




そんな気の抜けた声を出しながらせまいベットをゴロゴロ転がる。


もっとベットが広かったら、ひたすら動いていられるのに。



……止まってしまったら。


頭の中は日向くんのことでいっぱいになってしまうから。




「まだ熱い……」



仰向けになって天井を見つめながら、自分の頬に手を当てる。


さっき日向くんが触れたところは特に熱を帯びている気がする。



日向くんがキス魔なところから、いろいろと無自覚だとは思ってたけど……。


まさか、あそこまで無自覚だとは!!



『可愛かったから、つい……』



日向くんの言葉が頭の中で鮮明にリピートされる。