ふたりだけの甘いヒミツ




顎でクイッとどこかを示した流川くん。


なんだ……?


あたしも流川くんにつられて目線を落とした。




「ハッ!!忘れてた!!」



そんなあたしのすっとんきょうな声に流川くんは声を出して笑う。




「はははっ!翼のやつ、強く掴みすぎだろ」



そうだった、日向くんに腕を掴まれたままだった!!


流川くんと話してたら忘れてたよ!!




「おーい、そろそろ起きろー」



流川くんが本を手にしてバシバシと日向くんの頭を叩く。


!!?


それは痛いんじゃない!?さすがに!!