ふたりだけの甘いヒミツ




流川くんは自分の机に本とペットボトルを置くと、イスに座った。



……ちなみに、あたしの腕は日向くんに掴まれたまま。


それを見た流川くんがニヤリ、と口角を上げたのは……なんで?




「あ、野々宮なら兄貴と話してるから。遅くなりそうだったから、置いてきた」


「へっ……あ、そうなんだ!」



あたしの気持ちを見透かしたように言われたからびっくりした。


そっか……図書室から教室に帰る途中にコピー機の部屋があるもんね。


それに、流川先生って確か……。




「女バスの顧問だしな、兄貴」



どこか、切なげな声でそう言った流川くん。