そんな思いとは裏腹に、掴まれた腕に熱が集まる。 心臓の音は教室に響いてしまうんじゃないかってくらい大きい。 「ひゅ、日向くんっ……」 離してもらえないかな!? さっきから無駄にドキドキしすぎてつらいから!! 「……あれ?翼寝てるの?」 ぎゃああああ!? 声は出なかったものの、目を丸くしながら教室のドアを見た。 「あ、流川くん!」 流川くんは右手にペットボトル、左手に本を手にしていた。 あれ?しおりん不在?