ふたりだけの甘いヒミツ




どうしよう。


ひとりで勉強してもいいけど、隣で寝てる人がいると集中出来ないかも……。


ていうか、日向くんを起こしちゃいそうで怖いな……。




「………」



極力物音を立てずにイスへ座ってみた。


他の机を使えば楽な話なんだけど、残念なことにみんな片付けをせずに行ってしまったみたい。




「はあ……」



散乱する教科書やノートやお菓子を見ながら、思わずため息。


もう帰ってもいいかな……。



再び立ち上がろうとしたとき、机についた腕を掴まれた。




「!!?」



掴んでいるのはもちろん日向くんしかいなくて。


あたしは立ち上がる途中の体勢のまま固まった。