とにかく、ふたりの行き先がわかってよかった。 思わず安心して頬が緩んだ。 「……お?」 数学のノートの隅には、まだ文字が書かれていた。 男らしい……ってより、完璧に男の子の字だな。 “どうせマンガ読むだけだよ、こいつ(笑)” たぶん流川くんが書いたもの。 ふたりは、一緒に図書室へ行ったってことだよね……。 バスケ部同士、気が合うのかな? 「……ん……」 ドッキー!!! 日向くんからもれた小さな声に、あたしの心臓が大げさに反応してしまった。 ……どうか。 どうか起きないで!!