首をかしげながらも、教室の中へ入っていく。 しおりんとまいまいがいないのは確実にわかってる。 ふたりとも、どこに行っちゃったの? ……でも、カバンとか荷物はあるんだよね。 机に紅茶を置いて、隣を見る。 「……あ……」 もう、座ってる席でわかっちゃうけど。 鳴海と流川くんは黒髪だ。 ……たいして、ここにいる彼は茶色のふわふわした髪。 「……日向くん?」 まさか、この、両腕を枕にして机に伏せているこの体勢は。 そこまで考えると、さっきのドキドキが襲ってきた。 「ね、寝てる……?」