ふたりだけの甘いヒミツ




よかったぁ……ジュース1本分のお金は入ってた。



なにも考えずに教室を飛び出しちゃったからな……。


なんて、アホな自分に苦笑いしつつ、自販機にお金を入れる。



ココアも捨てがたいけど……今日は紅茶の気分!


散々悩んで時間を費やしたあと、紅茶を手に教室へと戻った。



◇◆◇



「……え?」



あたしはその光景を見て、思わず教室に入るのをためらった。


おかしい。



……なんで。


なんでひとりしかいないの!?




「……誰なのかな……」



机に突っ伏していて顔は見えないけど、ズボンだから男子だと見受けられる。