ふたりだけの甘いヒミツ




なんて思いながらうつむいていると、自然と握られている手が目に入った。



あ……意識してしまうと、なんだかドキドキする。



無表情で口数が少ないからか、冷たい人に見えてしまう日向くん。


そんな彼の手のひらは……すごくあったかい。




「……なにがいい?」


「へっ!?」



急に話しかけられてビクッと肩が上がる。


……今日はびっくりしてばっかりだな。




「飲み物、なにがいい?」



繋いでいた手を離して、そのまま自販機を指差す日向くん。


ちょっと名残惜しい……なんて思うのはきっと気のせい。