好きですきで大好きで。

~空斗~                    「…やっ…やぁっ」

涙声になっている未来に気付き俺は、そっと未来の上から降りる。

「…ごめん…」

ごめん。

未来。

この前のキスもだけど自分が自分で止められない。

「あっ…あのねっ空斗っ…」

口を開く未来の声に重なる着信音。

未来のケータイだ。

「ちょっとごめん」

そういってケータイを開いて画面を確認した未来の顔の表情が明らかに変わった。

「未来?なんか…あったのか?」

「ううん…あはっなんでもないょ」

小さくあははと笑う未来。
それはいつも嘘をつく時の癖だった。

分かるんだよ?

「嘘…つくな…」

小さい時から見てたから。
ずっとー…。

「あ…のさ空斗…」

「ん?」

俺は重苦しく口を開く未来に、俺は「何?」と聞いた。

ー…本当は薄々気づいてたのかも知れない。

このあとの未来の言葉を。

ただ、気づいてないふりをしてただけなのかも知れない。

「私たち、別れよう」

突然発せられた言葉。

頭の中で

“何で?”

“どうして?”

という言葉がぐるぐる駆け回る。

ずっと欲しくてでも手に入らなかったもの。

やっと手に入れたのに…。
俺たちはただ無言のまま、ベッドの上で見つめあっていたー…。