「……。」 …帰ろう……… 仲良さげの二人をそのままに、紗英は気付かれないように山下に背を向けて反対方向へ歩きだした ーーー 「心配…してるかな」 適当に思いのままに歩いて辿り着いたのは、あの丘だった 町を見下ろすと祭りの明かりが見える 「仲…良さそうだったな」 ただの友達ではないんだろうな…… 普段はベンチに座るのだが、今日は何となく丘の原っぱに寝転がって目を閉じた 誰もいないし大丈夫だろう……