希望「もう、話終わったの?」

竜「ああ。」

涼介「希望。今日は真っ直ぐ竜と家に帰って下さい。」

希望「うん。」












希望と竜が帰った後…。

涼介「困ったことになったな。蒼斗。調べてください。」

蒼斗「了解です。」


しばらくして。

蒼斗「出てきました。」

雄也「どうだった?」

蒼斗「本当に、希望と血のつながりのある人です。希望を探し始めたのは、希望が中学生になった頃。今年の春に、施設にいたことを入手。だが、希望は既に一人暮らししてた。で今、希望の住んでる家を探している。」

類「結構、厄介だな。」

雄也「希望は実家族の顔見たことあるのか?」

蒼斗「ない。産まれてすぐに捨てられたらしいから。」

涼介「もし、あったら、パニックを起こすかもな。」

蒼斗「でも希望は、前にお兄さんには会ってる。その時、パニック障害をおこして、施設の人は焦ったみたい。その辺りから、希望は暴れるようになって、余計に、闇に染まったみたいだ。」

類「何が何でも、希望を助ける!」

蒼斗・涼介・雄也「オー!」






一方、竜の家…。

希望「みんな、用事あったの?」

竜「どうして?」

希望「倉庫行かないの珍しいから。」

竜「そうじゃない?」

希望「もしかして、私の家族のせい?」

竜「どうして?」

希望「この間、パソコンで調べた。そしたら、私の本当の家族だと思われる人が私をさがしてるって。」

竜「まだ、わからない。俺は、涼介に希望から、離れるなとしか言われてない。」

希望「ごめんね。迷惑ばっかかけて。」

始めて泣いたかも知れない。

私の頬には涙が流れていた。

竜「希望、大丈夫だから、気にすんな。」

優しく私を抱きしめてくれる。

希望「私、暴れちゃうかもしれない。」

竜「そしたら、俺が止めてやる。」

希望「ありがとう。」

竜「希望のためだったら、なんでもする。」