「当たり前だ。それくらい俺はお前に囚われているんだ」 「蓮…」 蓮の瞳が一瞬、怪しく金色に輝きを放った。 まるで獰猛な肉食獣のように瞳を細め、私の姿を捉える。 王者の風格漂う瞳に逆らう事なく、私は蓮の胸に顔を埋めた。 「好きだ」 「私も、蓮が好き」 でも、もう一人の黒い輝きを放つ瞳を持った獣にも惹かれている自分がいる事に自分自身気付いている。 だから、蓮。 お願いだからずっと…、 離さないでね--- 愛してる