「バカッ!離しなさいよっ!恢が…、死んじゃうっ!!!」 強く捕まれたその手を振り払い、私は燃え盛る炎に向かって走った。 恢…、 待っていて--- 「行くなッつってんだろがッ!」 走ってすぐ、私は蓮に捕まり腕の中へと収められてしまう。 必死にもがいても一向に離れない蓮の身体を押して抜けそうとしたけど、力の違いなのか微動だにしなかった。 「離して、恢が…」 「アイツならきっと大丈夫だ」 きっと? きっとって何よ! 生きてるって断定出来ないなら離しなさいよねッ!!!