「待て、綾香ッ!」 「なっ?!」 後、少しで化け物を切りつける事が出来る……と言う寸前で良牙に止められる。 何も切る事が出来ずに、私は地面へと着地した。 いきなり止められた私は文句を言ってやろうと、視線を良牙へと向けた。 そこには、顔が蒼白となっている良牙が佇んでいる。 私は何も言えずに、そんな良牙を黙って見ていた。