「グァッ…」
化け物の口が白蛇の身体に噛み付いたのだ。
噛み付かれた部分から血があふれ出し、地面へと滴り落ちていく。
白蛇が噛み付かれた痛みに身体が緩んだのか、固定していた化け物の腕が外れると同時に白蛇を投げ捨てる。
ドーーーーーンッ!!!
「母さんッ!!!」
壁へと投げられた母さんの傍に走り寄るが、すぐに動き始めた白蛇はチラッと私を見ながら体制を整えた。
体制が整うとすぐに銀色の輝く瞳が、化け物を探し出す。
母さんから感じる気迫の凄さに、私の身体が止まった。
また、母さんはあの化け物と闘おうとしているのだ---



