ダーーーーンッ!!!
横で大きな音がしてそちらを見ると、今度は良牙が思いっきり壁に打ち付けられていた。
「良牙ッ!!!」
こんな時に蓮にどきどきしている場合ではなかった。
いつまでも恢に頼ったところで化け物に押されていては、私達に勝ち目なんて到底あるわけはないのだ。
唖然と黒ヒョウと化け物を見ていた時、私から身体を離した蓮が立ち上がった。
「ガァァァァァァー…」
蓮が走り出そうとしたところで化け物からの雄たけびが聞えてきた。
何だろう?
私達三人が一斉に、雄叫びのあった方へと視線を向ける。
そこには---



