「…来た」
その一言を発した瞬間には、扉にいた物体が一気に目の前へと迫りグルリと回りながら私達を吹き飛ばす。
『ガァァァァァ…』
ダーーーーーーンッ!!!
いきなりの応酬とその力強さに視界が変わったと思ったら、壁へと激突する。
「な、何だあの速さ。バケモンかよ」
あまりの痛さに腰を擦りながら良牙の言葉にただ頷いた。
言葉なんて話す暇なんてない。
その化け物…、とてつもなく大きな巨大熊は目の前で自分に挑んで来る黒ヒョウと激しい戦闘を繰り広げていたからだ。
そして今まさに恢が、その化け物へと物凄い跳躍力で相手の頭へと向かって行く。



