良牙は後ろにいる父さんと母さんを、今だポカンとした顔をしながら見ていた。 家族…、そのフレーズに以前までの私だったら寂しいとしか思う事が出来なかったのに、今はその言葉で温かい気持ちになってくる。 「綾香」 「ん?」 「その中に俺もいずれ入るんだよな?」 蓮が目を見開いて驚いている私に向かって、ニッと笑った。 私は、 恢と--- それでも、蓮と一緒に暮らしている姿を思い浮かべた私は瞳を潤ませ口元が緩んだ。 絶対に来る事のない、未来に馳せて---