『この中で初めましては…、東條綾香さんだけかな?…わたしは一条宗史。いつも蓮が世話になっているね』
「…いえ」
蓮のお父さん…。
ここのボスだ---
隠しカメラがどこについているのか分からないけど、思わず前を睨み付けた。
『もうこの研究所で、どのような事が行なわれているかは知っているね?…それでは来て早々申し訳ないのだが、君には第二段階である変身するための投与をしたいのだがいいかな?』
「…いいわけないでしょ」
『いやいや、君に拒否権はないのだよ。…残念ながらね』
「なら…、戦うまで」
クックッ…と、このホール内に笑い声が響く。



