【完】紅(クレナイ) ~鏡花水月~



「綾香が帝星学園に入ったのは、上から聞いている。実はお前の兄弟もその学園にいるんだ。…九門良牙と言う名前なんだが聞いた事はあるかい?」


「…ある」


ばっちあるよ---


りょ、良牙が私の血の繋がった兄弟?



し、信じられない。



いや、もう驚きすぎて口があんぐり開いてしまった。


うわぁぁ…、ってあれ?


ここで私は気付いた。


気付いたところで少しばかり、冷静になった気がする。



おかしい---


私と良牙は同じ学年じゃないか。



そう思ったところでまた、爆弾が落とされた。




「あぁ、お前と良牙は双子なんだ」


「ふ、双子ーーーーッ?!」



私の絶叫が室内に響き渡る。


恢がうるさい…、と言っていたような気がするけどそんな場合ではない!



私と良牙が双子?



ありえない---


に、似てないよね?



私と良牙、全然似てないよねぇぇぇ?!




あぁ、そうか…。


二卵性双生児って言うのがあるか。




でも何か、凄い違和感だ。



良牙と兄弟なんて---


もう、私の頭の中はパニックだ。