【完】紅(クレナイ) ~鏡花水月~



「第二段階、それは…。動物との融合に成功した者のみが許される段階。ただしその成功率は第一段階では5%程。第二段階の成功者の名前は極秘とされている為、正確な数は分からないが、二桁はいっていないと聞く」


「えっ?成功とか失敗って…。失敗するとどうなるの?」


「死が待っている」



死?


じゃぁ、この研究で多くの人達が亡くなっているというの?




「そして第ニ段階に成功した者のみが持つ力。それは………」


「………それは?」


「融合した動物に変身するのだ」



へ…、


変身?



いつの間にか涙の止まった瞳が桐生さんを映す。


やけに苦しげな顔をした桐生先輩からはいつもの皮肉気な顔など一切見せず、私を見ていた。