そっか…。
このカプセルの中に入っていれば寿命が延びるんだ…。
でもそれで寿命が延びたとしても、何もしないでただただ夢を見ているかのようにジッとしているだけなんて…、それって幸せなのかな?
それよりも短い人生であっても毎日を精一杯生きていた方が、私は幸せのような気がする。
「カプセルの中で生きたいって、この女性が希望したの?」
「いいや」
「じゃぁ、どうして?」
「この研究所のボスの意向だ」
「ボス?」
「…一条製薬の社長、一条宗史。つまり一条蓮の父親だ」
連の…、父親?
何故、連のお父さんが?
カプセルに向けていた無表情の桐生さんの視線が私に向かう。



