【完】紅(クレナイ) ~鏡花水月~



「お前ら席につけ。ホームルーム始めるぞー」


白虎が去って暫くすると、気だるげに教室内へと入ってきたのはこのクラスの担任である佐伯大和だった。



見るからにホストな風貌で、身体も日頃鍛えているのかガタイが良い。


髪は金メッシュにワックスで遊ばせて、スーツはどこから仕入れてきたんですか?という感じのホスト仕様。



始めて見た時は、間違ってこの学校に来たのかと思ったほど本当に驚いたものだ。



耳に5個のピアス…って、何で奇数?


切りよく偶数つければいいのに。


あ、もしかして一つなくしたのかな?



なーんて、初めて先生を見たときそう思ったな…と、思い出す。