「夏目さん…、撃たれたのか?」 「あぁ、そうだが…」 「…スマン。撃った連中は俺の父の部下だ」 瞬間、ピリッと場に亀裂が走ったように感じた。 「どういう事だ?」 鏡夜殿が蓮殿へと近づきながら睨みつける。 「…綾香には手を出させないと言っていたから大丈夫だろう」