ドンッ---
地面から倉庫の天井へと着地した音が聞えてきた。
この倉庫の天井までの高さを軽々と跳躍する人物が今、私の頭上にいる。
それは二人---
誰なの?
上を見上げながらそこから感じてきた気配に、胸がドキドキと鳴り出した。
ま、まさか---
ガッシャァァァァァン…---
天窓のガラスが割れる音と同時に太陽の光に反射して粉々となったガラスの破片と一緒に舞い降りた、金の瞳と紫の瞳を持つ二人の男達が室内へと飛び込んで来た。
その男達は地面に足をつけた瞬間、素早く地面を蹴りつけ跳躍すると次々と周りの男達を倒していく。



