はい、こんな感じで見事捕まってしまいました。
多分、最後に感じた痛みはスタンガンなのであろう。
まさかこんな単純な方法で引っかかってしまうなんて、恥ずかしすぎて誰にも言えやしない。
落ち込む私の目の前まで来た女がしゃがみ込み、私に視線を合わせてくる。
「あなたのせいで私の友人達が今、大変な思いをしているの」
「…?」
ニッコリ微笑むその人に何を言っているのかと首を傾げると、忌々しげに睨まれてしまった。
「あなたのせいで退学になった生徒達を知っているでしょ?…その人達が今、どうなったかご存知?」
「………」
鏡夜先輩が言っていた事を思い出した。
退学になった生徒達どころか、家族にまで影響が出ていると---



