「ふーん…。誰か捕まえたのか?」
「いえ。風紀委員の方達が校舎内を見回りしていたところ、数人の生徒達がコソコソとしていたので声をかけたら逃げられたそうです」
「単に体育祭をサボっているだけなんじゃないか?」
「そんな雰囲気ではなかったようなので、注意をするよう呼びかけているとの事です」
…誰かがこの体育祭で何かしでかそうっていうのか?
まさかテロとかではないだろうが、関係ない生徒達が巻き込まれては困るなと思いながら章吾に目をやる。
「風紀で見回りは強化しているらしいが、生徒会でも見回りをしよう。まずは章吾と鏡夜の二人一組で一時間、見回りしろ」
「分かりました」
俺と章吾の話しを聞いていたのか、座っていた鏡夜がダラリと立ち上がった。



