「「綾香~っ!頑張れ~ッ」」
声のした方を見れば、スタート付近にあるテント内では生徒会役員の皆様が勢ぞろいしているのが見えた。
その中にいる双子会計が、大きな声で私を応援してくれている。
その声援に答えるように手を振ると、双子達も私に手を振りかえしてくれた。
あ、またやってしまった?
気がつくと、周りからは冷たい視線や私に対する悪口が聞こえてくる。
チラリと横を見ればさっき私にキャンキャ吠えていた女の子が、物凄く怖い形相で私を睨みつけていた。
思わず溜息をつき、もう一度テントの方へと視線を向ける。



