一番後ろにいる良牙を見ると、おもしろくなさそうな顔をして佇んでいる。 その様子に思わずプッと噴出してしまった。 本来ならきっと体育祭なんて出ないだろう良牙は、私が出場するからこの体育祭に参加しただけ。 私の事なんて守らなくても大丈夫なのに、良牙のこの一生懸命さが凄く居心地良いとさえ思ってしまう。 「ねぇ」 目を細めて良牙を見ていれば、横から声をかけられた。 「…私?」 「そうよ。オタク女のクセに生徒会の皆様につきまとうなんて許されると思ってるの?」