そうよね…。
生徒会の人達と仲がいいからってだけで周りのみんなは私の事を敬遠するけど、委員の皆は動作は遅いけど私を気にする事なく、頑張ってくれているのが見て分かる。
…でもね、お嬢様お坊ちゃまの動きはそれはそれはノンビリしているから、それを見ていると余計私が頑張らなければとみんなより倍の働きをしてしまうのだ。
「ホラ、さっさと倉庫にこれを置きに行くぞ。そろそろ俺達の出番だ」
「はーい」
ハードルをたくさん持った良牙の後に続き、私もハードルを抱えて埃っぽい倉庫にドカリと置く。
~*~*~*~*~*~*~
少し駆け足で校庭へと戻った私と良牙は、校庭の両端にある入場門の内の一つに集まっている人達にの中に紛れた。
そう…、これから私が出場する障害物レースがもうすぐ始まるのだ。
障害物レースの順番は、私が一番最初で良牙は最後。
一人一人が障害物を乗り越えてゴールテープを切るという、体育祭でありがちな種目の一つだ。



