【完】紅(クレナイ) ~鏡花水月~



「青竜、朱雀。来ていない仲間等を集めとけ」


「「了解ッ!」」



俺も時政と玄武の後に続き、早足で歩く。




「金獅子」


「…なんだ」



入り口を出たところで呼び止められ振り向く。


そこにはさっきまで一言も声を出さなかった、白虎が俺を睨みつけていた。




「話しがある」