カラーン--- 「大変だっ!!!」 店の開く鈴音が鳴ったかと思ったら、一人の男が勢いよく店へと入りでかい声を張り上げる。 一斉に店の中にいる者達がその男に視線を向けた。 「BLOODのチームのヤツラが本拠地の方に攻めて来やがったッ!!!」 店の中が一気にピーンと張り詰めたのを感じ、総長である俺へと全ての視線が注がれた。 俺の一挙一動を逃すまいという強い視線を肌で感じる。 そろそろ来る頃だろうとは思ってはいたが、やはりきたかと口角を上げ立ち上がる。