「風紀の桐生先輩…」 窓から現れたその男はいつも以上に恐ろしい程の強いオーラを全身にまとい、俺に冷たい視線を投げかけた。 王者の風格に一瞬怯んだが、すぐにその人物へと睨み付ける。 「瞳の意味は探るな。知ればお前も巻き込まれる事になるぞ」 「…それでも知りたいと言ったら?」 「…退学になった生徒同様、お前の家族も同じ運命を辿る事になるかもな」 ニヤリと笑った桐生先輩の黒い笑みがあまりに禍々しく、俺の背筋がゾクリと震えた。