「ゴメン蹴ってしまって。でも芹沢…鏡夜がいけないんだからね」 初めて俺の名を呼ぶ綾香に嬉しとは感じるが、俺はまだ綾香の瞳の色に驚き目を丸くしていた。 綾香自身も俺の視線に気づいたのか、はっと自分の瞳を隠すかのように片手で自分の瞳を隠す。 「さっきまで黒い色だった筈なのに…」 手の隙間から今だに見える綾香の紅色の瞳を見ながらそう呟くと、紅の瞳が俺を覗き見た。 怖いくらい綺麗なその瞳に、ドクドクと心音が激しくなる。 こいつを俺の物にしたい---