一本道を少し歩くと、青色の外壁の男子寮がすぐに見えてきた。
その建物の裏側まで歩いてから足を止める。
まさか男子寮に忍び込む事になろうとは---
ゴクンと喉を鳴らしながら最上階である六階を見上げて見る。
「結構、高いかも」
普通のマンションとは違ってこの寮はバロック建築である為、部屋の天井の高さが結構高い。
それが六階まであるのだから、通常の建物より二階分くらいは高くなるのだ。
という事は、見上げるこの高さはだいたい通常の八階建てマンションに匹敵するはず。
そんな寮に外から忍び込むのは普通の人には結構、至難の業なのかもしれない。
でも、私なら大丈夫…だと思う。



