「…いたっ、いたたた。…痛いじゃないッ!」
その女の手が私の頬に届く寸前、腕を掴みギリリと捻り上げる。
そんなに強く捻ってはいないのに物凄く痛そうにしたからすぐに腕を開放してあげた。
それなのに、涙目になりながら怒られてしまった。
私、悪くないよね?
手を出したこの人がいけないんだよね?
それともやられるのを指を銜えて待っているべきだったのかな?
何て思うわけがない---
呆れて物も言えない私は深く溜息をついた。
「あなた達、おやめなさい」
私達をジッと見ていた静香さんがコトリと手に持っていたナイフとホークを置き、目の前の三人を睨みつけた。



