良牙と別れた後、寮の食堂へと足を運んだ。
食堂の営業時間は五時~九時。
今はもう営業時間終了の三十分前と言う事もあってか、食堂にいる人はあまりいない。
それでも幾人かの人達がいる中に入っていき、空いている席へと座る。
そして各テーブルに一つずつ設置されているパネルでオムライスを選択し、胸ポケットから白いカードを取り出すとその機械にスライドさせた。
ピッ---
無機質な機械音を聞きながら、さっきまで対峙していた桐生先輩の事を思い出す。
私や良牙以上のスピードとパワーを持つあの男の瞳は、やけに印象的だった。
暗闇に沈んだ海の様な漆黒の瞳が戦いに転じた時、黒い瞳に光を宿しより一層闇の魔王の様な瞳へと変化した事が凄く気になる。



