【完】紅(クレナイ) ~鏡花水月~



「お前の友達に免じて見逃してやるよ」


ボソリと呟くその声と共に、強く捕まれていた腕はすぐに離される。




桐生さん…


どういう風の吹き回しだ?




まぁいいか---


それより本当は助けてくれる蓮を振り切ってでも、親友の傍を離れたくはなかった。




でも…、


そんな事をしたところで俺も章平と同じ運命を辿ってしまう。



そうなったらきっと、章平は俺を叱るだろう。




それが分かっているから…、


だから身を任せるように蓮に着いて行く事を選んだのだ。




すぐに俺と蓮はこの部屋を脱出しそして、途中にいたさゆりさんに会う事になる


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