「綾香を離せっ!」 「………」 すぐに身体を起こした良牙は桐生先輩へと向かっていくが、私を抱えているにも関わらず軽々と攻撃を交わす様は本当に憎らしい。 私もなんとかこの男から離れたい一心で腕で攻撃してるけど、全くきいてはいない様子。 ズドンッ! 三度目に良牙がすっ飛ばされた後、フーッと耳元で深い溜息を吐く桐生先輩に目を向けると冷たい瞳で良牙を見下ろしていた。