「ンンッ?!」
ドンドンと胸を叩くと強い力で身体を押し付けられ、傍にあった木に背中をぶつけた。
そのまま両腕を木に縫いとめられ、身体が動かなくなる。
な、なに?
文句を言おうと口を開いた瞬間、弾力のある柔らかいものが唇を伝って強引に割って入った。
ガリッ!!!
「………ッ!」
「なにすんのよ?」
思いっきり桐生先輩の舌を噛んでやった。
かなり痛いのか、顔を歪ませながらすぐに私から離れる。
鉄の味がして気持ち悪い…
ギッと睨みつける私の事など全く気にする素振りを見せる事なく、血液が付着している口元を手で拭いながら面白そうに私を見てきた。



