そしてやはりと言うか何と言うか…、 雰囲気が魔王のオーラを纏っている先輩に、私の身体が強張ってしまった。 その男から鋭い視線を向けられているのだから私は蛇に睨まれたカエル状態で、何でこんな所にアンタがいるのよ? と、声を大にして言いたかったけれどそれさえ憚れる程、独特な雰囲気を持つその男に圧倒されっぱなしだった。 「なんでここにいるの?」 「…確かめたいことがあってな」 そう言って不気味に口角を上げ笑んだ桐生先輩が次の瞬間には、スッとその姿を目の前から消し去った。