「東條様です、桐生先輩」 「東…條……」 しかし私が言葉を発する前に、静香さんが答えてくれた。 そんな静香さんに私は素直にありがたいと思った。 だってこの人とはあまり話したくないし。 私の苗字を知った桐生先輩はソッと静香さんの言った事を反復し、そして私をジッと見る。 黒い髪に、 漆黒の瞳---