「いってぇー…。綾香、容赦ねぇーな」 「すみません。でも、鏡夜先輩がいけないんですからね」 よいしょっと…、 と腰を擦りながら起き上がり、私にニヤッと笑ってくる鏡夜先輩をジッと見た。 「今日、危なかったんだって?」 「………」 その言葉を聞いて数時間前、裏庭で囲まれたことを思い出す。 鏡夜先輩、知ってるんだ--- 章吾に聞いたのかな? そう思っているとまた、鏡夜先輩が話しだす。 「珍しくやられたって聞いたぞ。…今はもう元気そうだな」 その言葉に、目をパチクリとさせてしまった。