「今日は…ちょっと---」 「そう?残念だな」 本当に寂しそうな顔をした時政先輩にチクンと胸が痛んだけどもう一度、ペコリと頭を下げる。 「失礼します」 「あっ、綾香」 「はい?」 「聞いたよ…。本当だ、頬が少し赤くなっているね。痛かっただろ?」 そう言って私の頬にソッと触れてきた時政先輩に驚き、顔を見上げた。