ここにいる者達皆、綾香に対し思うところのある人間ばかりのようだ。 こうして皆で団結して何かをする分には良いのかも知れない。 しかしそれ以外では面倒そうだな。 例えば皆を出し抜いて、綾香に近づくとか--- まぁ、良い。 今後の事はこれから考えていこう。 それよりも今は…、 これ以上、綾香を傷つけさせない事だ--- 「それだけじゃまだ、綾香は絶対になにかされるだろう」 「鏡夜に何か考えが?」 「あぁ…」 そう言って鏡夜の話す内容に、みんなが納得して頷いた。